嵐山の紅葉 静寂に包まれた隠れスポット

鹿王院
夜の特別拝観 2024

11.15[Fri]  〜 12.8[Sun]
拝観時間 17:30〜20:00
最終受付 19:30  
【各日150名限定】

嘗て禅寺十刹に列せられた足利義満が建立した宝幢寺。
応仁の乱で宝幢寺は焼失しましたが、
開山塔の鹿王院は再興され往時の姿を今に伝えています。

ABOUT

鹿王院ついて

鹿王院(覚雄山大福田宝幢禅寺鹿王院)は、臨済宗の寺院で、足利義満が1379年(康暦元年)に建立しました。義満は夢の中で多聞天と地蔵菩薩が寺を建立すれば寿命が延びると語り合うのを聞き、自身の延命を祈願して寺を建立しました。開山(初代住持)は春屋妙葩で、寺の名前は「覚雄山大福田宝幢禅寺」と名付けられました。

鹿王院は宝幢寺の開山塔として建立され、鹿王の名前は野鹿の群れが現れたことと、釈迦が最初に説法を行った場所である鹿野苑の鹿王の故事に由来しています。鹿王院は宝幢寺の唯一の塔頭として、宝幢寺の住持を幕府に推挙したり、鹿王院の下に所属する春屋門派の15カ寺の末寺の住持の任免権や全国に散在する荘園の管理を行うなどの実権を持つ春屋門派の拠点寺院・本院の役割を果たしました。

宝幢寺・鹿王院が最も栄えたのは15世紀末から16世紀前半で、義満をはじめ、義持・義教・義政ら歴代将軍の御成りがありました。しかし、1468年(応仁2年)の応仁・文明の乱の戦火で嵯峨一帯が焼失し、宝幢寺の再建は実現せず、鹿王院だけが再建され、宝幢寺の格式を継承しました。




特別拝観 紅葉ライトアップ

総門から参道を歩き、中門・庫裡を抜けると客殿、本堂、舎利殿へと続きます。
とりわけ、舎利殿には、源実朝が宋の国から請来したと伝えられる「仏牙舎利」を多宝塔内に奉安しております。
四方に仏法護持の四天王を安置し、天井には龍図が描かれており、「龍」は法(釈迦の教え)の雨を降らせるという伝承があります。

山門・本庭の紅葉ライトアップのみならず、鹿王院には貴重な文化財が多数ございます。
ぜひ季節を感じるとともに歴史に触れる時間をお楽しみください。


竹林のライトアップ

鹿王院の境内は、その歴史と自然美が調和した、静寂と安らぎに満ちた空間です。
その境内に広がる竹林のライトアップもご覧いだけます。

茶室でお茶と
茶菓子のおもてなし

夜間特別拝観チケットには茶道速水流によるお茶と茶菓子がつきます。
ご提供するお茶は、祇園辻利薄茶、速水任念宗匠お好み「東峯の白」
お菓子は、菓匠おくむらの薯蕷饅頭「鹿王院」です。
歴史ある鹿王院の茶室でお楽しみください。

【嵯峨狂言プレミアムDAY】
11/17(日)と12/8(日)の二日間を
嵯峨狂言プレミアムDAYとして
限定開催します。

嵯峨大念佛狂言とは、京都嵯峨にある清凉寺に伝わる民俗芸能で、そのおこりは室町時代以前と古く、国重要無形文化財に指定されています。面を付けた演者らによる無言の宗教演劇で、鉦・太鼓・笛の調べに乗せて身振り手振りで物語が進行する特徴があります。その演目は〈ヤワラカモン〉と呼ばれる笑いを誘うような狂言系のものと、〈カタモン〉と呼ばれる能楽系の勧善懲悪ものとに分かれています。

 

今回ご覧いただく一つは、〈ヤワラカモン〉より嵯峨狂言特有の演目「釈迦如来」を、未来に向けて今年結成された若葉会が演じます。若葉会は子ども狂言出身のOGで構成され、地元女子中高生が中心を担い、嵯峨狂言では初の女性演者となります。

もう一つは、〈カタモン〉の代表的な演目「土蜘蛛」からの一場面を、保存会が特別に仕上げたものです。妖しものである土蜘蛛とそれを追い立てる源頼光(又は渡辺綱、平井保昌)の迫力ある太刀廻りです。

鹿王院庭園を「静」とするならば、狂言は「動」となりましょう。ぜひ和心の懐(ふところ)、その奥深さを感じていただければと存じます。

 

*当日の演目予定

18時〜  釈迦如来(若葉会)

19時〜   土蜘蛛

20時〜   土蜘蛛  (19時半以降のチケットにて入場の方限定)

それぞれ入りから出まで10分間ほどを予定




【特別公開】令和6年度「秋期京都非公開文化財特別公開」開催
※お昼(9:00-16:30)の拝観のみでの公開なります。

ライトアップ期間中、お昼の拝観では特別公開を開催しております。

お昼の拝観は、通常は9時〜17時(16時半受付終了)となりますが、特別公開期間中の10月26日(土)〜12月8日(日)は9時〜16時30分(拝観受付16時終了)となります。

特別公開拝観では、舎利殿にて仏牙舎利の御開帳もしておりますので、この機会に是非お参りください。


お昼の特別公開ホームページ

特別公開の詳細については、こちらをご覧下さい。
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TICKET

夜間特別拝観チケット
〈事前予約制〉

11月15日(金)〜12月8日(日)
拝観時間/17:30-20:00(最終受付時間 19:30)
【各日150名様限定】
  • 販売価格
  • 3,000
  • (税込) ※お茶と茶菓子付き

【平日限定】
京都の伝統文化 
狂言によるおもてなし

狂言面を付けた役者がサプライズ的に登場します。
竹林やお庭を優雅に闊歩する姿をお楽しみください。

※ 役者の登場はランダムです。約20分ごとの出演を予定。
 当日の状況で変更の場合もございます。ご了承ください。 

ご来場のお客様へご協力とお願い

【ご来場に関する注意事項】

駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。近隣は道幅の狭い住宅街となっております。
通行する車やお足元に十分ご注意ください。また、
大声やごみの散乱などないようにご協力お願い致します。

【撮影に関する注意事項】

・三脚使用の撮影・モデル撮影・コスプレ撮影には申請が必要となります。
 メールにてお問い合わせください。


・演出を伴うポートレート撮影は他のお客様のご迷惑になりますのでお控えください。

・撮影希望の方は、日によって人数制限がございますがカメラ枠をご用意しております。
 ご興味ある方はメールにてお問い合わせください。

※お申し込みいただいて貸切ではございません。 
撮影時は譲り合っての撮影をお願いします。 
また公式撮影や取材と重なった場合は公式撮影優先させていただくことがあります。 
あらかじめご了承ください。


 名称
 仏牙寺 鹿王院
 所在地
〒616-8367
京都府京都市右京区嵯峨北堀町24
 TEL

075-600-2865
(鹿王院夜の特別拝観 実行委員会)

 Mail
rokuouin.lightup@gmail.com
 主催
覚雄山鹿王院 
 共催
覚雄山 鹿王院
一般社団法人 京都文化・芸術・スポーツ振興会
茶道速水流
嵯峨大念佛狂言保存会
新阿弥(ima-ami)
キミマツサクラPJ(復興支援団体)
 後援
 アクセス
JR「嵯峨嵐山」駅下車、徒歩5分
京福嵐山線「鹿王院」駅下車、徒歩3分
市バス・京都バス「下嵯峨」下車、徒歩3分
JR嵯峨駅下車、徒歩10分
阪急嵐山駅下車、徒歩15分

※駐車場はございません。
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